社葬(しゃそう)とは、葬儀・葬式の一種で、企業が中心となって行う葬儀形式です。一般的な葬儀では、葬儀を行うのは、故人の家族、つまり直接の血のつながりのある遺族・親族です。
それに対して社葬は、血のつながりはないものの、故人が所属していた会社の職員たちが、葬儀を行います。もちろん、遺族が排除されるわけではなく、遺族が参加する社葬もありますし、会社と遺族が共同で行う場合もありますし、遺族が行う葬儀と社葬の両方が行われるケースもあります。
社葬は、遺族が行い通常の葬儀にくらべ、企業の予算を使うということもあり、大規模に行われます。式場は数百人が入る広い会場が使われ、実際に参列者も数百人から数千人が訪れ、式を進行するスタッフも多く、祭壇も大きく豪華です。
社葬が行われるケースは、故人がその企業の創業者であったり、社長であったり、重役であったり、創業者一族の一員であったりと、その会社にとって重要であった人物に限られます。