さいたま市の斎場を紹介します。
さいたま市西区内に火葬場はないため、隣接する桜区のさいたま市浦和斎場が主に火葬に使用されます。浦和斎場は市営斎場なので職員へ心づけを渡してはいけません。お通夜・告別式・葬儀式といった儀式は葬儀社保有のセレモニーホールでも行われます。さいたま市西区に営業所のある葬儀社は、多聞堂、セレモニー/コスミック大宮、JAさいたま、博愛社、農協葬祭センター、NKコーポレーションなどといった会社があります。
西区はさいたま市の北西部、旧大宮市の西部に位置しています。人口は9万人を切り、さいたま市の行政区のなかではもっとも少ない居住者数です。鉄道はJR川越線のみで、東京のベッドタウンとしてはやや交通の便は良くないかもしれません。自転車に乗りJR東北本線の駅に直接行く人もいるでしょう。道路は国道16号西大宮バイパス・17号新大宮バイパスが通っています。荒川の河川敷はゴルフ場や公園になっています。
三橋に青葉園(あおばえん)という霊園があります。公園型の墓地で、宗教・宗派を問わずお墓を持つことができます。昭和27年にオープンし、民間経営の墓地としては戦後最初に作られた霊場です。財団法人青葉園による運営です。広い敷地に、多くの木や花が植えてあり、墓石だけが林立する殺風景な墓地が全国的に多いなか、青葉園は緑豊かで自然あふれる公園墓地となっています。青葉園の藤は埼玉県指定天然記念物となっています。
かつて自宅で行われることが多かった葬儀ですが、昨今は葬儀社の式場や公営の斎場で行われることが増えています。西区内には公営火葬場が無いこともあり、葬祭業者所有のセレモニーホールで御通夜・告別式・葬儀式をあげることが多い傾向にあります。さいたま市には火葬場が2件しかなく、混雑期には予約が簡単に取れず、ご遺体をしばらく安置しつづけなければならないケースもあります。ご遺体の安置も、遺体防腐処理などが必要なため、葬儀社に委託するとよいでしょう。