さいたま市南区内に火葬場はありませんので、隣接する桜区のさいたま市浦和斎場が主に火葬に使用されます。家族が亡くなったら、浦和斎場を先に予約してから、南区役所に死亡届を提出し、引き換えに死体火葬許可証の交付を受けます。浦和斎場で火葬する際には、この死体火葬許可証が必要です。
葬祭業者に依頼すれば火葬の手続きを代行してもらうことも可能です。ただし、死亡届を特定に葬儀社に渡してしまったら、他の葬儀社に乗り換えることは困難になるでしょう。さいたま市南区に本社・支社のある葬儀社は、興和、埼玉こすもす葬祭事業協同組合、おおみや葬祭事業サービス、武蔵福祉葬祭、ニチリョク、優心葬祭、セレモニーユニット、あづみ野セレモニー、花セレモニー、埼（みさき）葬祭、思い出の里セレモニー、JAさいたま、メイコー、ハナワ、さくら草会館などといった会社があります。
南区は政令指定都市であるさいたま市の行政区のひとつで、さいたま市の行政区の中で最大の人口を抱えています。東京や浦和・大宮のベッドタウンであり、新しい住民が多く、葬式では家族葬、密葬、ワンデーセレモニー、直葬が増えてきています。
JR京浜東北線が南北を縦断し、JR武蔵野線が東西を横断し、埼玉県内有数の交通の要衝となっており、上京するにも、埼玉県内の他のエリアに赴くにも、非常に便利な土地柄です。南浦和駅が、京浜東北線と武蔵野線の乗り換え駅です。ただし、高崎線・宇都宮線・湘南新宿ラインは通過し、止まりません。これらの東北本線は浦和駅には停車するのですが、ターミナルではない浦和駅に停車し、乗換駅である南浦和駅を通過してしまうことには議論があります。