岩槻区内に火葬場はないので、岩槻区民が死亡した場合、火葬は、隣接する見沼区のさいたま市大宮聖苑や、春日部市の埼葛斎場組合斎場などが使用されます。両斎場とも公営斎場ですので、斎場従業員に直接金銭・物品を渡してはいけません。つまり、心づけ(寸志、お清め)は禁止されています。
さいたま市岩槻区に本社・支社のある葬祭業者は、岩槻花環、第一葬祭、栴檀、薬師、愛翔葬祭、岩槻典礼社、県民葬儀社、新成寺会館宝明殿、南彩典礼、億翠、協祭、式典さくら、農協葬祭センター、アルファクリンテック、あすかホールなどの会社があります。昨今は家族葬の人気が高まっています。
岩槻区は、岩槻市が2005年にさいたま市に編入された際、丸ごと岩槻区として行政区になったエリアです。岩槻は、人形の街として知られています。日光東照宮の建築にたずさわった職人たちが、その完成後岩槻に集まり、雛人形、兜人形を制作・販売するようになったようです。
岩槻は歴史的に岩槻城の城下町として発展してきました。岩槻城は15世紀の築城ですが、その築城をめぐっては諸説あります。太田氏、北条氏が支配した後、江戸時代には譜代大名の居城となり、江戸時代中期より大岡氏の居城となります。現在、本丸は残っておらず、岩槻城址公園という公園になっています。
岩槻城址内には、岩槻久伊豆神社(いわつきひさいずじんじゃ)という神社があり、久伊豆神社は「くいずじんじゃ」とも読めることから、クイズ関係者の間で有名です。クイズ番組に挑戦する出演者や、クイズ番組の制作関係者がお参りするそうです。また、クイズ番組のロケ地として使用されたこともありました。