さいたま市中央区に火葬場はなく、隣接する桜区のさいたま市浦和斎場が主に火葬で使われます。さいたま市浦和斎場は市営斎場ですので、スタッフは公務職であり、直接金銭を収受することは禁止されています。したがって職員へ心づけを渡してはいけません。式場は、さいたま市営斎場 ひかり会館、やすらぎホール埼大通りなどがあります。
中央区は、さいたま市の行政区のひとつで、旧与野市全域がそのまま中央区になりました。区名が中央となっていますが、埼玉県庁は浦和区、さいたま市役所も浦和区で、埼玉県およびさいたま市の行政の中心は中央区ではありません。その一方、中央区には、さいたま新都心があります。さいたま新都心とは、埼玉の中心という意味ではなく、東京の行政や経済におけるバックアップ機能を持つ都市であるという意味です。
さいたま新都心は、首都・東京の機能をバックアップする目的で、1984年に事業計画が閣議決定され、国鉄大宮操車場の跡地を再開発し、2000年に街開きをしたものです。駅を中心に広範なペデストリアンデッキが設置され、さいたまスーパーアリーナ、けやきひろば、コクーン新都心、大宮カタクラパーク、ラフレさいたま等の施設・建物があります。財務省、総務省、厚生労働省、法務省、農林水産省など中央省庁の各省庁の関東事務局が新都心に入りました。
中央区の人口は10万人近くであり、浦和区へ勤務する人、中央区内のさいたま新都心で働く人、東京へ勤務する人などのベッドタウンとなっています。比較的新しい住人が多く、葬儀においての、伝統習俗より、現代的な葬儀式が行われます。経済不況が続く昨今、葬儀においてもデフレの傾向があり、葬式費用は下落傾向にあります。葬祭業者各社も、家族葬プラン、一日葬プラン、火葬のみプラン等を用意し、低価格志向の顧客のニーズに応えようとしています。さいたま市中央区に拠点のある葬儀社は、与野葬祭、ひかり葬祭、セレモ・ハース、さくら葬祭、栴檀、博愛社、農協葬祭センター、さいたま総合葬祭センター、市民葬祭センター、志聖会サポート企画、オーロラ・ホールなどの企業があります。