多賀城市(たがじょうし)は塩竈市、松島町、七ヶ浜町、利府町と共に塩釜地区環境組合に加盟しており、火葬場の塩竈斎場を管理していますので、多賀城市民に不幸があった際、多賀城市民は塩竈斎場の火葬炉を使用できます。家族が死亡したら、届出人(同居人など)は、死亡の事実を知った日から7日以内に、多賀城市役所市民課に死亡届をとどけでてください。死亡届には死亡診断書(医師による記入・押印)、届出人の印鑑が必要です。死亡届が受理されると、多賀城市役所より埋火葬許可証が発行されます。故人が国民健康保険加入者の場合、葬祭費が支給されますので、遺族は多賀城市役所国保年金課で手続きを行います。
塩竈斎場の所在地は宮城県塩竈市袖野田町25番1号、電話番号は022-364-8916、ファックス番号は022-364-9955、アクセスはJR塩釜駅から1kmです。火葬時刻は、午前9時~14時30分までの間に30分ごとで、予約は申込み順であり、1日あたりの最大予約数は12件です。塩竈斎場の業務時間は午前8時30分~17時15分です。休業日は友引、1月1日~2日、塩竈市長が定めた日です。予約は塩釜地区環境組合窓口(勤務時間外は塩竈市役所当直)にて行うので、事前に電話予約し(電話番号:022-363-2777)、埋火葬許可証、使用料金を持参します。申込みが受理されると、斎場使用許可証が発行されます。火葬炉使用料は、多賀城市民の場合で、12才以上のご遺体は15000円、12才未満のご遺体は7000円、死胎児・身体の一部は5000円です。
火葬当日、予定時刻に遅れないように塩竈斎場に到着したら、埋火葬許可証と斎場使用許可証を塩竈斎場スタッフに渡します。棺内には、金属、ガラス、硬貨、缶類、鏡、眼鏡、プラスチック類、ゴム類、ビニール、布団などを入れてはいけません。ご遺体にペースメーカーなど機械が含まれる場合、事前に斎場スタッフに申告します。火葬中は待合室で待機できます。公営火葬場なので、職員に心づけを渡してはいけません。喫煙は指定の場所のみで行います。その他、斎場の近隣に迷惑のかからないよう、配慮を心がけましょう。
多賀城市は宮城県東部中央に位置し、仙台市に隣接するので仙台のベッドタウンとしての要素があり、海に近いエリアは工場地帯となっています。企業関係者が亡くなれば、社葬が行われることもあります。多賀城市は仙台の発展とともに人口は増えてきており、葬儀は近隣組織の契約講・講中による執り行いから、葬儀社中心のスタイルへ移行しつつあり、葬儀社の用意する家族葬プランの人気が高まってきています。塩竈斎場が火葬場のみということもあり、御通夜・告別式は自宅か葬儀社のセレモニーホールで行います。多賀城市に営業所のある葬祭業者は、まごころ葬祭、城東葬祭、ごんきやなどです。