七ヶ浜町(しちがはままち)は塩竈市、松島町、利府町と共に塩釜地区環境組合に参加しており、同組合で塩竈斎場を共同運営しています。七ヶ浜町民が亡くなったら、火葬は塩竈斎場が安価で利用できます。もし家族に不幸があったら、届出人は、死亡の事実を知った日から7日以内(7日目が土日祝日の場合、その翌日まで)に、七ヶ浜町役場町民課戸籍住民係に死亡届を提出してください。届出人になる人物の優先順位は、同居の親族、その他の親族、同居者、家主、地主の順番です。
死亡届に必須なものは、死亡診断書(医師による)、届出人の印鑑です。また、故人の国民健康保険証、国民年金手帳、印鑑登録証、後期高齢者医療被保険者証があれば、効力が無くなりますので、持参してください。死亡届が受け付けられると、埋火葬許可証が七ヶ浜町役場より発行されます。
塩竈斎場の火葬時刻は、午前9時から午後2時30分まで30分間隔です。予約は申込みの早い順で、最大予約数は1日12件です。塩竈斎場の休業日は友引、1月1日・2日、また塩竈市長が定めた日です。火葬炉使用料金は、七ヶ浜町民では、12才以上のご遺体が15000円、12才未満のご遺体が7000円、死胎児・身体の一部が5000円です。火葬炉の予約は塩釜地区環境組合窓口が受け付けますので、電話予約し(電話番号:022-363-2777)、埋火葬許可証と使用料金を持っていきます。申込むと、斎場使用許可証が交付されます。
火葬の当日、埋火葬許可証と斎場使用許可証を斎場職員に渡します。棺の中には、金属製品、ガラス製品、銅貨、スプレー缶、めがね、プラスチック製品、ゴム、布団などを入れてはいけません。ご遺体にペースメーカーや義足などがある場合、斎場職員に事前に伝えます。火葬中、遺族は待合室を使用できます。公営斎場なので、従業員に心づけ(チップ)を渡してはいけません。
七ヶ浜町は宮城県東部中央に位置し、仙台湾に突き出している七ヶ浜半島全域が町のエリアになっています。湊浜、松ヶ浜、菖蒲田浜、花渕浜、吉田浜、代ヶ崎浜、東宮浜という7つの浜が海沿いにあるので、「七ヶ浜」とうい町名になりました。町内は全体的に丘陵地帯で、海抜は高めですが、海岸沿いは海抜高度の低いエリアもあり、2011年3月11日の東日本大震災において津波の被災地になりました。震災から1年経っても、復旧していない民家があり、空き地には、著しく破損して持ち主が不明になっている自動車が集められています。
七ヶ浜町は仙台市に隣接し、仙台のベッドタウンという側面もあり、海浜に恵まれているので比較的裕福な家が多く、住宅は一戸建てがメインです。葬儀では、宮城県では近隣組織である契約講や講中によって葬式全体が進行されることもありますが、時代の移り変わりとともに葬儀社主導の現代的な葬儀形式へ塗り替えられつつあり、七ヶ浜町でも家族葬が徐々に増えてきています。宮城郡七ヶ浜町の地元の葬儀会社は、彩禅などがあります。
七ヶ浜町には公営墓地である、公園墓地・蓮沼苑があります。蓮沼苑の住所は宮城県宮城郡七ヶ浜町代ヶ崎浜字蓮沼1番地です。墓地利用対象者は、七ヶ浜町に1年以上住んでいる町民や、七ヶ浜町に本籍がある人です。使用料は七ヶ浜町民で48万円、町外者で55万円、管理料は10万円です。墓所1区画あたりの面積は3.3平方メートルです。担当は七ヶ浜町役場環境生活課生活衛生係です。蓮沼苑の申込みに必要なものは、七ヶ浜町民の場合、墓地使用許可申請書、住民票(世帯全員)の写し。町外者の場合、墓地使用許可申請書、住民票(世帯全員)の写し、戸籍謄本の写しです。墓地使用許可申請書はWordファイルが七ヶ浜町ホームページからダウンロードできます。