太白区(たいはくく)は仙台市の行政区のひとつであり、太白区民が亡くなった場合、火葬は仙台市葛岡斎場(青葉区)で行われるのが通常です。もし家族にご不幸があったら、親族は仙台市葛岡斎場での火葬を予約し、死亡の事実を知った日から7日以内に、太白区役所戸籍住民課(または秋保総合支所税務住民課)に死亡届を提出します(夜間、休日も可)。死亡診断書(死体検案書)、届出人の印鑑が必要になります。死亡届が受け付けられると、引き換えに埋・火葬許可証が交付されます。埋・火葬許可証は、火葬の当日に必要になりますので持参します。
仙台市葛岡斎場の住所は宮城県仙台市青葉区郷六字葛岡10。予約は、窓口での受付は、火葬予定日の前日の9時~14時30分、電話・ファックスでの予約は、火葬予定日の前日の17時までです。火葬炉使用料は、仙台市民で、6歳以上の遺体が9000円、6歳未満の遺体が4500円、死胎で3500円です。待合室使用料は、仙台市民で、1室2時間まで5000円です。火葬中、遺族は待合室で待機します。待合室は和室、洋室の2種があります。葛岡斎場は仙台市営なので、斎場従事者の金銭・物品の直接収受は禁じられています。
火葬当日は、予約時刻を守って到着するようにします。斎場使用許可申請書、埋・火葬許可証、使用料金を持参し、受付窓口に提出し、告別室へ入ります。なお、料金は釣銭が生じないよう、ぴったりの金額を予め用意するようにします。棺には、金属製品、ガラス製品、プラスチック類、紙類など、燃えにくい物は入れてはいけません。
仙台市葛岡斎場は火葬専用でありセレモニーホールは有していないので、お通夜、告別式を行う場合(直葬ではない場合)、自宅、または式場施設を使用します。葬儀社所有のセレモニーホール等、式場を選択します。葬祭業者所有の式場を使う場合、葬儀自体をその業者に依頼することになるでしょう。太白区では、全国的な傾向に漏れず、葬式費用は低下傾向にあり、コンパクトな葬儀である家族葬の需要が増しています。仙台市太白区に本店・支店のある葬祭業者は、セポール、中田葬祭渡辺、渡源葬儀社、実宝、くさかや、エポックせんだい、八丁堀生花店などの会社があります。
秋保総合支所税務住民課のある秋保町は、かつて独立した自治体であり、1988年に仙台市に編入され、現在は太白区の西部に位置します。秋保町湯元にある秋保温泉(あきうおんせん)は、鳴子温泉(宮城県大崎市)、飯坂温泉(福島県福島市)と共に奥州三名湯と称されます。名取川沿いに、江戸時代に創業した老舗旅館が建ち並びます。温泉の歴史は古く、一説によると古墳時代から湯治に利用されていたようです。