石巻市(いしのまきし)は宮城県の東部北寄りに位置し、太平洋に面しています。石巻市には火葬場として、石巻市石巻斎場、石巻市雄勝斎場、石巻市牡鹿斎場の3件があり、石巻市民に不幸があれば、火葬は、これらの斎場の火葬炉が使用されます。石巻斎場の所在地は宮城県石巻市南境字大衡山43番地、電話番号は0225-96-4850。雄勝斎場の所在地は宮城県石巻市雄勝町雄勝字寺79-1、電話番号は0225-57-2981。牡鹿斎場の所在地は宮城県石巻市鮎川浜字寺前2-5、電話番号は0225-45-2964。
家族等が死亡したら、火葬場を予約し、死亡の事実を知った日から7日以内に、石巻市役所生活環境部市民課に死亡届を出します。死亡届には、死亡診断書(医師による記載・押印)、国民健康保険証(加入している場合)、届出人の印鑑が必要になります。国民健康保険証に加入していれば、葬祭費が支給されます。火葬当日は、遅刻のないよう到着しましょう。棺の中に金属、ガラス等、不燃物を入れてはいけません。石巻斎場、雄勝斎場、牡鹿斎場はいずれも市営斎場なので、火葬場従事者に心づけ(=寸志)を渡してはいけません。
石巻市の葬祭業者は、山崎葬儀社、富士葬儀社、こまつ葬儀社、まるま葬祭、雄勝葬祭花ぞ乃園、石森葬儀社、かなざわ葬祭、タカハシ仏具店葬祭部、花しゅん葬儀社、きむら葬儀社、石巻典礼、千寿千聖、石巻葬儀社、河南葬儀社、石巻葬祭センター白壽殿、JA全農みやぎ東部葬祭センター、みなみたて葬儀社、亀徳葬儀社、JAいしのまき、東洋葬祭センター、葬祭総合企画かめやま、やすらぎ葬儀社などです。
石巻市は2005年、桃生町、河南町、河北町、北上町、雄勝町と合併して新しい石巻市となり、人口・面積が拡大しました。人口は仙台市に次ぎ宮城県2位です。沿海部は、複雑な地形をしたリアス式海岸である三陸海岸の南端であり、最南端の牡鹿半島を含んでいます。石巻漁港など多くの漁港があります。三陸沖は、黒潮と親潮の2つの海流が衝突する海域で、アイスランド・イギリス・ノルウェー近海、アメリカ・カナダ東海岸と共に、世界三大漁場に数えられます。
海に面した石巻市は、2011年の東日本大震災において、甚大な津波の被害を受け、臨海エリアは壊滅の様相を呈し、多くの犠牲者をだしました。カキの養殖で知られる万石浦(まんごくうら)も、養殖棚が流され、カキ処理場が地盤沈下で使用できなくなり、被害を受けました。
石巻市双葉町に本社を置き、石巻市、東松島市、女川町を対象エリアにしている石巻日日新聞(いしのまきひびしんぶん)は、震災が発生すると、輪転機が水没したため新聞紙の印刷が不能になりましたが、濡れずに残っているロール紙に、手書きで、分かる限りの情報の書き込み、落ち着いて行動するよう呼びかけ、その壁新聞を避難所に張り出しました。1週間にわたり、被害の状況、避難所の情報、電気復旧の状況などを生存者に手書きで伝えつづけました。このジャーナリズム魂は世界各地で紹介され、絶賛され、ニュース・ジャーナリズム博物館のニュージアム(米)がこの壁新聞を永久保存することを決定したり、台湾・台北で開催された国際新聞編集者協会年次総会で特別賞を受賞するなどしました。