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山口県の斎場

山口県の人々が葬儀にかける費用の平均金額は、80万4809円（2011年 全国儀式サービス調べ）で、全国44番目の高さであり、かなり低コストです。中国地方の中でも、もっとも低額です。住宅の密集する地域などで、家族葬は続々と増えています。
山口県には、41件の火葬場があります。中国地方の他県と同様、かなり多い数です。萩市、長門市などのように、単独の市町村で多くの公営火葬場を保有しているケースが目立っています。全国的な傾向として、老朽化した火葬場を廃止し、最新の設備を有した環境に配慮した斎場に統合する動きが活発ですが、同県はやや遅れている傾向です。
旧久賀町にあった久賀火葬場は、平成16年に大島町・久賀町・橘町・東和町が合併して周防大島町が誕生してから、ほどなくして廃止となりました。大島火葬場（萩市）も閉鎖された模様です。
山口県は、本州の西端であり、下関は関門海峡を挟んで九州との結節点となっています。秋吉台、秋芳洞など自然が織り成す景勝地があり、かつて長州藩の中心地であった萩には武家屋敷など歴史に思いを馳せさせる史跡が数多くあります。西長門から海に向かって道路橋が角島まで伸びる光景も奇観であり、ドライブ愛好家のあいだでも有名です。このような山口の美観を保つために、火葬場の衛生上の課題もクリアする必要があるでしょう。

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