静岡県の葬儀費用平均は、136万7445円（2011年全国儀式サービス調べ）で、全国9番目（47都道府県中）の高さと、なかなか高額な方です。隣の愛知県をやや上回っている金額です。静岡市や浜松市などの都市部では、家族葬が増えてきています。
静岡県には、37件の火葬場があります。面積が広いこともあり、多めの数になっています。全国的な動きである公営斎場の統廃合が、静岡県でも進展しつつあります。東遠地区聖苑（菊川市）が平成25年に、静岡市清水斎場（静岡市清水区）が平成29年に、それぞれオープン予定です。浜松市には単独で多くの公営火葬場がありますが、地ずれ見れば分かることですが、浜松市は非常に広大で、うなずけなくもない話です。
静岡は今でこそひとつの行政区域になっていますが、古代より、遠江国、駿河国、伊豆国と、大きく分けて3つの国があり、それぞれ異なる文化・風物を有してきました。そのため今でも、静岡県民とひとくくりにされたくないという人も結構います。サッカーが盛んなイメージがありますが、それは清水などの地域であって、全県にわたってサッカーが人気というわけでもなく、むしろ野球が盛んな地域もあったりするのです。地域によってお葬式の風習もさまざまで、葬儀・告別式を火葬の後に行う地域や、火葬後に撒き銭が行われる地域、墓地へおもむく参列者が白い三角形の紙を頭につけるという地域があります。

静岡県の斎場

静岡県の葬儀事情

静岡県・市区町村別の斎場