岡山県では葬儀にかける費用の平均金額は、102万6737円（2011年全国儀式サービス調べ）で、全国29番目の高さです（47都道府県中）。都会では葬儀は家族葬にするケースが増えています。
岡山県の火葬場数は29件で、倉敷市、美作市など、ひとつの市が複数の火葬場を有していることもあり、比較的多い数になっています。山間地域の古くからの火葬場もあり、環境衛生の観点から近代化が望まれるところではあります。中国地方は、岡山に限らず、旧型の火葬場が依然として現役で数多く稼動している傾向があります。
岡山の歴史を紐解くと、鷲羽山遺跡（倉敷市）の存在からも岩宿時代から人々が生活していたことがうかがい知れます。古代は吉備国と呼ばれ、やがて備前国、備中国、備後国、美作国の4国になり、江戸時代には岡山藩となり、現在の岡山県に至ります。後楽園、倉敷美観地区、湯郷温泉、古い街並みの高梁と、歴史や豊かな自然を背景とした観光地が数多くあります。
地理的に、北部で隣接している鳥取県とも近い関係にあり、鳥取と同様、お通夜のことを夜伽と呼ぶことがあります。出棺の前には、故人と共に食事をするそぶりをする立飯という風習もあります。九州地方でも見られる放生の習慣が岡山にもあります。

岡山県の斎場

岡山県の葬儀事情

岡山県・市区町村別の斎場