宮崎県には、12件の火葬場があります。すべて公営です。西都児湯斎場と都農川南葬斎センターを統合した、西都児湯環境整備事務組合の新火葬場(西都市)が、西都児湯クリーンセンター敷地内に建設される予定です。なお、延岡市火葬場悠久苑は、同市に新斎場いのちの杜がオープンしたのに伴い、閉鎖されました。
宮崎県東部は冬季でも比較的温暖な地域であり、プロ野球やサッカーチームのキャンプ地として使用されています。宮崎をホームタウンとするメジャーなスポーツチームは無いものの、キャンプ地として例年、多くのマスメディアにより宮崎が取り上げられることとなります。九州の南東部に位置し、国見山地、祖母山、霧島山といった山々があり、宮崎平野、小林盆地、都城盆地といった平野部に市街地があり人々が多く住んでいます。東部は日向灘に面し、海岸に恵まれ、海水浴客、サーファーを集めます。
2007年、東国原英夫(そのまんま東)が宮崎県知事に当選しました。明確なマニフェストを打ち出し、掲げた政策を果敢に取り組み、宮崎の農産物を全国に売り込む活動をし、従来よりタレントとしてメジャーであったこともありますが、多くのマスメディアに連日取り上げられ、宮崎県の知名度向上に大きく貢献し、県内でも高支持率をマークしつづけました。東国原知事の宮崎県を何とか盛り上げたいという思いが思いが凝縮された「どげんかせんといかん」という方言のキャッチフレーズは流行語にもなりました。そんな宮崎県、火葬場の近代化・統廃合については進んでいると云えます。
東国原英夫知事が売り出したことで全国的にメジャーとなりましたが、宮崎県は古来より農業が盛んです。稲作を行っており、温暖な気候であることを利用し、早場米を生産しています。野菜や果物でも促成栽培を行っています。野菜では、ダイコン、キュウリ、ピーマン、椎茸、サツマイモなどの栽培が盛んです。切り干し大根、ブロイラー(食肉用の雑種鶏)、スイートピー(鑑賞用の園芸植物)の生産は全国有数です。細島港を中心に漁業も行われており、カツオの一本釣り、ウナギの養殖が知られています。
宮崎県の葬儀費用平均は、87万1814円(2011年 全国儀式サービス調べ)で、全国39番目(47都道府県中)の高さです。宮崎県では、西日本に多く見られるように、葬儀風習として、出棺時、故人が生前愛用していた茶碗を割るという習俗があります。故人の現世への未練を断ち切るという意味合いがあるとされています。また出棺時、遺族が白い布を首に巻くことがあります。故人の死装束だけでなく遺族が白いものを身に着ける習俗は全国各地に点在していますが、そのひとつと云えるでしょう。宮崎ではお通夜の際、一般の会葬者へ通夜ぶるまいをすることはなく、近親者のみで通夜ぶるまいを会食するという傾向にあります。その代わり、一般の会葬者へは、団子や饅頭などの菓子を持って帰ってもらいます。これは目覚ましと呼ばれる習わしです。