横浜市の斎場を紹介します。
栄区には火葬場がありませんので、隣接する戸塚区の戸塚斎場や金沢区の横浜市南部斎場などが火葬で使用されます。両斎場とも市営斎場なので、職員への寸志は不必要です。横浜市栄区に本店・支店のある葬祭業者は、ベルウッド葬儀社、山本葬儀社、かおる葬祭、ジャクセングループ、メモワール、誠行社などといった企業があります。
栄区は横浜市の南方に位置し、鎌倉市と隣接しています。栄区と鎌倉市の境界線上に大船駅があります。大船駅は住所上は鎌倉市ですが、ホームが栄区にもまたがっており、栄区の住宅地にとっても重要な駅です。JR東海道線、横須賀線、横浜線、根岸線、湘南新宿ライン、成田エクスプレスが通るほか、湘南モノレールの始発駅になっており、神奈川県における鉄道交通の要衝になっています。東海道線と横須賀線は大船駅で分岐します。湘南モノレールは懸垂式(ぶら下がり式)で、大船駅から湘南江の島駅までを結んでいます。
この地域の歴史は古く、古代、鎌倉時代の荘園、横穴墓、街道などの史跡が多く確認されています。鎌倉に地理的に近いため、中世の乱世期には、幾たびも戦地になっており、 中村氏、金井氏が拠点を築き、勢力争いをしました。このあたりは相模国になります。近代に入ると、大船駅の完成や横須賀線の開通によって、人口が急激に増えました。丘陵地帯が住宅地として開拓されました。昭和61年、戸塚区から分離し、栄区が誕生しました。区名は公募により決定されました。歴史が古いこともあり、光明寺、玉泉寺など多くのお寺があります。
葬儀事情ですが、市内に火葬場が少ないため、火葬の予約が難しく、7日間も待たなければならないこともあります。ご遺体の保管を1週間続けなければならなく、遺族にも肉体的、精神的な負担が長く解かれないことになります。行政上の改善が期待されるところです。お通夜や告別式は葬儀社保有のセレモニーホールが使われることが多く、家族葬や密葬が増えています。