磯子区には火葬場が無く、火葬は隣接する金沢区の横浜市南部斎場がよく使用されます。横浜市南部斎場は公営斎場なので、スタッフへの心づけは禁止されています。横浜市磯子区に拠点のある葬儀社は、フジソー、辰尾商事、小島葬儀店、ヤマト祭典、葬儀社杉浦本店、あさひ綜合葬蔡、福田葬儀社、清水誠葬具店、柳下葬儀社、明光堂、日本葬祭、横浜セレモなどです。
磯子区は東京湾に面し、臨海部を中心に工業が発達し、内陸部は住宅地となっています。東芝、東芝マテリアル、IHI、日清オイリオグループ、JX日鉱日石エネルギーなどの工場・事業所があり、URの団地、市営住宅など、住宅が建ちならびます。地元企業への通勤・通学者、横浜中心部への通勤・通学者、都内への通勤・通学者などが住んでいます。JR根岸線の開通に伴い、昭和時代後期に人口が急増しました。横浜の中では早くから住宅が形成されていた方で、複数世代にわたる居住者の割合が高く、現在では、区民の6割以上が横浜市生まれという状況です。
このような磯子区ですが、葬儀では、地方のように近隣組織が発達しているわけではないので、葬儀社の仕切りになるのが一般的です。近年は家族葬や一日葬が増えています。一日葬とは、お通夜、葬儀・告別式を2日にわたって行う一般葬と違い、式を1日で済ます形式です。一応、仏教の宗旨上は、お通夜と葬儀は別の意味をもっているのですが、式の内容は、僧侶がお経を読んで参列者が焼香をするというように、類似した内容です。宗教に疎い現代人が、1日で済ませてしまおうと判断するのも、やむをえないことでしょう。
杉浦本店磯子斎場