相模原市(さがみはらし)は相模原市営斎場を運営しており、市民が亡くなった際の火葬はもっぱら同斎場で行われます。相模原市営斎場は市営斎場なので、職員は公務員であり、心づけを渡してはいけません。式は自宅で行う傾向にあります。
相模原市は2007年に津久井郡藤野町、城山町を吸収し、人口が70万人を超えました。2009年、鳩山由紀夫内閣により、政令都市へ移行することが閣議決定され、2010年、正式に政令都市となりました。神奈川県では横浜市、川崎市に次ぎ3番目であり、1県に3つの政令都市があるのは神奈川県が全国唯一です。
神奈川県北部にある2つの瘤地形のうち、相模原市の位置は西の方の瘤です。山梨県や東京都町田市、八王子市などに隣接しています。鉄道路線的にも東京都内への移動が楽であり、横浜よりも、東京へ通勤・通学する人々のベッドタウンとして発展している傾向にあります。市内にも多くの企業、大学があり、若い世代から40代、50代といった年配層まで、新しい人口が流入し、発展を遂げています。鉄道はJR中央本線・相模線・横浜線、小田急小田原線・江ノ島線、京王相模原線が通っており、特に小田急小田原線の存在が東京への移動を容易にしています。相模原市内の企業では、ブックオフが創業地にして本社があり、ほかにも、城南建設、オハラ、アイダエンジニアリング、AGCマテックス、デュプロ、シュルンベルジェ日本法人の本社が存在します。三菱電機、凸版印刷、ニコン、日本山村硝子などの工場もあります。大学は、青山学院大学、北里大学、麻布大学、帝京大学、女子美術大学、相模女子大学などがあり、学生の街という側面も備えています。
橋本駅周辺は、商業地区として再開発が活発で、高層ビル、高層マンションも建設されています。このような多様な層が新しく流入してきて住民数が増している相模原市では、葬儀業界においても、各葬儀社のビジネスが活性化し、はげしい顧客獲得競争が起きています。さまざまな葬儀に関する要望に応えるために、各社は家族葬、一日葬、直葬などの葬儀のバリエーションを多数用意しています。近年は、お葬式は低価格志向にあり、近親者のみで行う家族葬の需要が増しています。