麻生区(あさおく)に火葬場はありませんので、火葬は、かわさき北部斎苑(高津区)などを使用します。かわさき北部斎苑は公営施設なので、職員への心づけは禁止されていますので、ご注意ください。式場は常念寺 栗平会館などです。川崎市麻生区に拠点のある葬儀社は、ケイズ葬祭、コスモ葬祭、新明祭典、飛鳥典禮、回向などといった会社があります。
川崎市麻生区は、1982年、多摩区が分離して誕生しました。もともと多摩区であったことからも分かるように、かつては農村地帯でした。麻が自生していて、麻生の区名はこのことが由来となっています。小田急線が開通するなど交通の便が良くなり、人口は次第に増えてきました。川崎市は東西に長いため、麻生区民が市の行政の中心である川崎区にことあるごとに赴くことは困難です。そのため、麻生区は川崎の北部副都心と位置づけ、麻生区民は麻生区内で各種手続きが済ませられるよう、公共施設を充実させました。シンユリこと新百合ヶ丘駅の周囲は、公共施設、商業施設がまとめて開発され、近代的な都市の光景を見ることができます。
かつて人が亡くなるとき、自宅で看取られ、自宅で葬儀も行われたものですが、現代の都市部では、人は病院で死に、葬儀は斎場で行われます。とくに麻生区のように、新しく開発されたような街はその傾向が強くあります。葬儀も互助会ではなく、葬儀社に依頼します。費用は抑えられる傾向にあり、家族葬(ファミリー葬)、一日葬(ワンデーセレモニー)等が主流となっています。