平塚市は平塚市聖苑を運営しており、市民の火葬はもっぱら平塚市聖苑が利用されます。平塚市聖苑は公営斎場なので、職員は公職であり、心づけを渡してはいけません。お通夜、告別式など葬儀一式を挙げるには、葬儀社に頼むが通例です。平塚市に本店・支店のある葬儀社は、サン・ライフメンバース、神奈川葬祭、へいあん、湘南農協葬祭センター、ハシモト葬祭、湘南葬祭センタームラヤマ、忠央、JA湘南、山口葬儀店、井上葬儀店、相模霊柩などといった会社があります。
平塚市は神奈川県の南方、相模湾に面しているエリアの中の中央に位置しています。湘南という言葉はリゾート地としての意味合いを含有するため、一般的なイメージの湘南ではありませんが、かつての湘南市構想(平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町、大磯町、二宮町の合併計画)の際には平塚市が中心的な役割を果たし、またサッカーJリーグの湘南ベルマーレが同市を本拠地としています。
平塚はかつて東海道の宿場町が置かれた町であり、現在も東海道新幹線、JR東海道本線、国道1号(東海道)が通っています。また、自動車専用道路の小田原厚木道路が走っています。約26万人の人口を有する同市ですが、鉄道駅はJR平塚駅のみ1駅です。南部は古くからあるお屋敷の町、北部は比較的新しい住宅地であり、自然も多く見られます。相模川沿いを中心に工場もあり、日産車体、キヤノン、古河電工、JT、横浜ゴムなどの工場があります。
企業の重役や創業者一族が亡くなると、企業主体の葬儀である社葬が行われることがあります。一般的な葬儀では、お通夜、告別式・葬儀と2日間にわたって式を行う従来型の一般葬だけでなく、式を1日でまとめて済ますワンデーセレモニーも近年増えています。また、低価格志向で小規模な葬式である家族葬も、葬儀タイプの選択肢として第一候補になるくらい主流になりつつあります。一般的に忌明け後に送付する香典返しですが、平塚では香典を受け取ったその場で香典返しをします。