神奈川県秦野市には秦野斎場があります。秦野市は秦野市伊勢原市環境衛生組合に加盟しており、伊勢原市と共に秦野斎場を設営・管理しており、秦野市民の火葬はもっぱら同斎場で行われます。公営斎場なので、斎場職員への心づけは不要です。
秦野市は神奈川県の内陸、西方に位置します。小田急小田原線、国道246号が通り、東京から小田原へおもむく際の、小田原のやや手前にあります。丘陵地帯の合間に平野部があり、人々はそこに暮らします。緑が多く、農村地帯に新しく住宅地を建てたことがよく分かる光景を見ることができます。土地に余裕があるので、高い建物が少なく、田舎と都市の程よい中間のようなポジションにあると云えます。
古くより農業が行われており、かつて相陽煙草というタバコの生産が盛んでしたが、現在は栽培されていません。しかしながら相陽煙草の名残は秦野市に残っており、地元銘菓に煙草煎餅というセンベイがあり、秦野たばこ祭というお祭りが毎年9月に開催されています。街角や建物内など全国的に禁煙の動きがブームになっている昨今、喫煙者や煙草産業にとって風当たりが強くなってきており、秦野たばこ祭についてもその名称を存続させるかどうか実行委員会でも議論が起きていますが、伝統を重んじ、今のところを伝統的な名前を維持しています。
市民が亡くなると、火葬は秦野斎場で行われますが、お通夜・告別式は故人や遺族の自宅、または葬祭業者所有のセレモニーホールで執り行われることも多くあります。富裕層は豪華な葬儀をあげることもありますが、葬祭業者は家族葬、直葬など、低価格路線の葬儀プランについても用意しています。秦野市の地元の葬儀社は、さがみ葬祭、富士見斎場、水野葬祭社、十一番、みずの、小田急商事、JAはだの、つるまき花環センターなどといった企業があります。