中津川市の火葬場は、中津川斎場、付知火葬場、蛭川火葬場、坂下火葬場です。いずれも公営斎場なので、職員は心づけ(金銭・物品)を受け取ることが禁じられています。中津川市に本店・支店のある葬儀社は、山寿ハヤカワ、滋光堂葬祭、ユーワン葬祭部、花やぎ、誓華殿セレモニーホール、花松仏光社、JAひがしみの葬祭センター、東濃冠婚葬祭(丸八葬祭)などといった企業があります。
中津川市は、岐阜県南東部の東濃地方の中の北東に位置します。木曽山脈の最南端に位置し、保古山、屏風山、阿寺山地など山岳地帯を形成しています。木曽川中流の渓谷・恵那峡は景勝地となっています。2005年に恵那郡坂下町・川上村・加子母村・付知町・福岡町・蛭川村、そして長野県木曽郡山口村を編入しました。山口村との合併は越県合併であり、全国的に実に46年ぶりの出来事でした。
中津川市の中心地である中津地区は、かつて中山道の宿場町・中津川宿が置かれました。現在は市役所、JR中津川駅、ショッピングセンター、市民病院、中央道中津川インターチェンジ等があります。中津川の左岸には三菱電機の工場があります。十日えびす、おいでん祭といった伝統行事も行われます。中津の西部の坂本には、工業団地、野球場、東美濃ふれあいセンター、根の上高原などがあります。根の上高原は、ツツジや紅葉の名所として知られ、夏は避暑地やキャンプ場であり、冬はワカサギ釣りが盛んで、多くの客を集める観光地となっています。
東濃地方は独自の葬儀風習が残っています。恵那を中心に、ビール券を香典返しにする習慣があります。また、花籠という、葬列で小銭をまく際、籠に入れた小銭を揺らして撒き散らすという風習があります。お葬式は近隣の協力が深く、葬式組という近隣組織が葬儀の執り行いで中心的な役割を果たします。