秋田県の葬儀費用平均は、133万2914円（2011年全国儀式サービス調べ）で、全国11番目（47都道府県中）の高さです。東北地方では2番目に高額です。
秋田県には、25件の火葬場があります。大曲仙北広域市町村圏組合の中央斎場（大仙市・市営松倉放牧場跡地）が新建造され、平成27年度に供用開始されました。それに伴い旧中央斎場と大仙市営西仙北火葬場は廃止されました。秋田市雄和火葬場、北秋田市阿仁斎場、鳥海斎場やすらぎ苑は廃止されました。
秋田県は東北地方の北西の位置にあり、日本海に面しています。奥羽山脈、白神山地、太平山地をかかえる山岳地帯ですが、西部には能代平野、秋田平野、本荘平野といった平地もあり、稲作が盛んです。郷土料理の稲庭うどん、きりたんぽが有名です。秋田の飲食店では、山の幸、海の幸の両方を高水準で味わうことができます。かつてはマタギによる熊狩猟が行われ、その模様を伝えるマタギ資料館があります。角館には武家屋敷が今も残ります。秋田を訪れれば、東北の気候の厳しさと戦ってきた逞しい秋田の人々の生き様に思いをはせることができるでしょう。
東北地方の他県ど同様、秋田県でも、火葬の後にお通夜、葬儀が行われる風習が見られます。故人の体を清める湯灌と、棺におさめる納棺が重視されています。故人を安置した際、枕団子や一膳飯のほかに、死華花という造花も供えます。お通夜・葬儀に参列者が会葬して焼香をするときに、小銭を置いていく風習が各地で見られます。故人があの世で金銭に困ることのないように、という意味が込められているようです。家族葬はゆっくりとですが市街地を中心に多くなってきています。

秋田県の斎場

秋田県の葬儀事情

秋田県・市町村別の斎場